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Channel: 一日一回脱原発 &デモ情報in大阪
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志位さん、わたしたちが望んでいるのは自・共対決ではありません。

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共産党が6月の東京都議選で、大躍進しました。

どの政党を支持しているかはおいておいて、明確な反自民勢力である共産党が躍進したというのは喜ばしいことなのでしょう。


でも、共産党の志位委員長のコメントを聞いて、わたしは本当にがっかりしました。そう思っている人は多いのではないでしょうか?


参院選 志位氏「自共対決が真の対決軸」、横浜で演説/神奈川

カナロコ by 神奈川新聞 6月13日(木)23時0分配信


 共産党の志位和夫委員長は13日、横浜市中区で演説し、夏の参院選について「第三極は自民党の補完勢力だ。自民党対共産党、『自・共対決』こそ日本の政治の真の対決軸だということが、はっきり浮かび上がりつつある」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130613-00000042-kana-l14



この情勢で共産党が躍進したことが、「自・共対決という対決軸」を明確に浮かび上がらせたとは。
どこをどう押せばそういう話になるのか(今までの共産党の考えからみれば、当然の結論なのかもしれませんが)、あきれ返ってあいた口がふさがらないというか、いまだ古いイデオロギーに縛られている党の現状にとても失望しました。


この思いをなんとかここで書きたかったけど、なかなか書けなかった。

昨日フェイスブックで、この気持ちをぴたりと表現してくれている記事を見つけたので、ご本人の了解を得て、紹介します。句読点や強調文字など、若干手を加えています。


(Uさんの投稿より引用)

共産党さんお願いします。いま大切なのは、生の対立軸を国民に示すこと、浮き彫りにすることです。

自共対決が鮮明になってきたとの演説、確かに理念と方針や具体的内容ではたしかに自共対決であるが、市民、国民感覚は果たして、自共対決と見ているだろうか、昔の共産党の客観的に自己を見つめない癖がまた出てきたような気がする、けっして共産党を批判しているのではない。社民、生活、緑らとのできる地域、選挙区からの選挙協力をすることが一番共産党にとっても議席確保につながるし、自民対共産という観念的、狭い視点ではなく、現実としての「護憲、脱原発、反TPP、反基地」対「改憲、原発推進、TPP推進、基地アメリカ言いなり」との対立構図を国民に示すことになるのではないですか。

(引用ここまで)



この投稿にも書かれているように、自・共対決など国民の大半は望んでない、というより、そんな発想そのものがありません.。


志位さん、今回の都議選で浮かび上がったのは、自・共対決ではなくて、「改憲、原発推進、TPP推進、基地アメリカ言いなり」の自民党政権と、それにNOを突きつけた民意です。

それをなんでわざわざ、「自・共対決」などという古いイデオロギー的観点から見た、共産党に有利な見方に解釈しなおさないといけないのかわたしにはわかりません。


共産党は長年ぶれずに活動を続けてきた。それは困難の多い大変な道のりだったでしょうし、だからこそ、共産党の今がある。ということは多くの人はわかっていると思います。

けれども今は、共産党の歴史や実績を誇るよりも、今回共産党に投票した、共産党支持者でない多くの市民の思いをくみ取ることの方が大切ではないですか?


自民党にNOという意志を示したい有権者の選択肢が共産党以外にほとんどないこの選挙で、共産党は本来ならもっと議席を伸ばしてもよい情勢だったとわたしは思います。

それがあれだけの議席にとどまったのはなぜか。共産党が支持された、というより、支持されなかった、多くの人が選挙を棄権した、その理由を考えてほしい。それがこれからの共産党の発展につながるとわたしは思います。


わたしたち脱原発の実現を願う一般市民と共産党が、これから党派を超えて広く長くつながっていけることを心から願っています。



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