まっとうなことを真正面から熱く語る三宅さんみたいな人が、多くの若者から支持されたことがうれしい。日本人の多くは、こんな風に語ることを長い間忘れていたんじゃないかと思います。
こんなふうにストレートに語るのは、なんだか気恥ずかしいとか、カッコ悪いとか。そういう雰囲気の時代が、たしかにあったと思います。
まだ出馬が確定していないころ、大阪で行われたあるイベントで三宅さんの言葉を聞きました。とても印象に残りました。この人はぜひ応援したいと思ったけれど、その時は正直、これほど支持が広がるとは思っていませんでした。
社会や他者と真正面から向き合ってこなかった日本人の多くが失っていた言葉を、三宅さんは全く新しい形で、しかも選挙という政治の場で、わたしたちの前に示してくれました。
「議論を呼ぶことは言わない、という自粛の連鎖。それが一番よくないよ。人びとが目の前の生活を守るため、言えば他人とぶつかりそうなことについて口をつぐみあう。そういう社会は独裁に陥りやすい。ファシズムは、民衆の根強い生活者根性から生まれる」
「今後もツイッターやブログで発信し続ける。日本では選挙が終わると、政治家の姿が見えなくなるけど、これっておかしくないか。僕は365日が緩やかな選挙期間であるべきだと思う。普段から政治家と民衆が語り合う。プロ野球選手だって一シーズン、試合をするから覚えてもらえる。政治家も努力しなくちゃ。そのとき、ツイッターやブログは使えるんだ」
「一方で、ネットだけで盛り上がっても仕方がない。フォロワーの若者にはこう伝えた。「ネットから飛び出し、じいちゃん、ばあちゃん、おやじ、おふくろ、近所の知人に『三宅とはこういうヤツ』と伝えてくれ」と。ネットを軸にした家族や地域とのコミュニケーションの回復を狙ったんだ」
(耕論)ネットは選挙を変えたか 三宅洋平さん、中川淳一郎さん
2013年8月3日 朝日新聞 オピニオン欄
清志郎が生きていたら、きっとこの選挙フェスに参加していたと思う。
三宅さんは選挙フェスのとき、聴衆に向かって、「愛してマース」って言ってました。これ、ライブのときの清志郎のお決まりのフレーズ。
三宅さんも清志郎が好きなんですね…(*^ ^*)。
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