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名護市長選稲嶺ススム候補演説 名護市長選はこれからの日本のあり方を問う選挙になる

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本日沖縄では、名護市長選の公示日でした。

沖縄って、沖縄に住んでないし…地方選挙だしあんまり関係ないし…。


しかし、東京知事選とともに、この名護市長選はこれからの日本のあり方に大きな影響を与える重要な選挙であると思います。

選挙権がなくても、遠くても、今はインターネットがあるからリアルタイムで名護市長選の情報を得ることもできる。

ツイッターやフェイスブックで情報を拡散することもできる。


先ほど海外著名人による辺野古基地に反対する声明を紹介しましたが、あの記事を読んでいただき、動画を見ていただいた後では、辺野古基地に反対の姿勢を貫く稲嶺さんの演説は、きっと心に響くことでしょう。


冒頭に語られる、辺野古の浜辺から見る大きな太陽のこと。

地元自民党の議員が、上からの圧力(どう喝といってもいいでしょう)によって、基地建設容認に寝返ったこと、寝返ったけれども、本当にうなだれて、みじめな様子で新聞に出ていたこと…。その姿を見て、腹が立つより、悲しくなってしまったこと…。



以下は、 「3年後政治状況をひっくり返す100万人無料メルマガプロジェクト」 のメルマガで送られてきた稲嶺さんの演説の書き起こしです。 全文転載します。


全国から名護市長選の稲嶺氏を応援しようという、「ひっくり返すプロジェクト」の一環である「名護市長選プロジェクト」の
サイトはこちら

 ↓  ↓ 

http://senkyo.blog.jp/




1月7日に名護市で行われた、稲嶺ススム大決起大会での決意表明のスピーチの文字起こし

(何カ所か聞き取りできなかった箇所があります)



ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ「こんにちは、みなさん、ごきげんよう」


チューヤ、ンガサナーヌチュガ、メンソーチクミソーチ「今日はこんなにたくさんの人が来てくださり」、
イッペーニヘーデービル「大変ありがとうございます」


ショーグァチ、元旦スディミチ、カミティ、ククルカラシカタ、ワカワカ、ミルクユガフネガヤビラ
「元旦が過ぎ心から新しい気持ちで弥勒の世を願っております」

※正月の祈りの言葉、意訳です。


先ほどは糸数慶子議員から辺野古の海の、日の出の状況をお話をしていただきました。

ほんとうに真っ赤な、まんまるい大きな太陽が、ニライカナイ(海のかなたの常世国)から上がってきました。

そしてしばらくするとすごい輝きを増して、名護市を、ウチナー中を、日本を照らしているかの

そんな思いがしたところであります。


実は4年前のショーグァチ(正月)も辺野古に行きました。

少し遅い初日の出でしたけれど、しばらく待っていましたら、やっぱりすばらしい初日の出がアガイティーダ(日の出)が昇ってきたんです。


そしたらそのときに嘉陽(地名)のウジファー(おじさん)が、「すすむ、ガンバッティチューンドー!(がんばってくるよ)」こんな風に○○をしていただきました。


あのアガイティーダをウガンデル(拝んでる)うちに、去年12月のあの嫌な思いを、なにか吹き飛んでいきそうな希望をもってアガイティーダを拝みました。


しかしまたしばらくすると現実に引き戻されてしまうんです。


11月に県選出の国会議員、そして自民党の県連、ヤマトゥ(大和)の力に首がウサーサッティ(抑えられて)、ムヌゥイワサンアタイ(物をいえないような)、イッターヤ、ウヤヌイイシ、チカンガンブイ(おまえたちは、親のいうことをきかないのか)

こんな感じで脅かされて恫喝されて、そして屈服をしてしまったんです。


石破幹事長のうしろに座らされていた5名の姿が新聞に出ておりました。


アギジャビヨー(あーあ…)


あんなに恥ずかしい思い、そしてカメラの前に晒されて、あの惨めな姿、あれを見てワジワジー(腹が立つ)というよりも悲しくなったんです。


そういう状況をこれまで我々は、68年間ずっと煮え湯を飲まされるような形で虐げられてきた。


そして68年後に今、あらためてあの琉球殖民を思い起こさせるような、そういう姿が映し出されます。


アンスカマデ、スンナーサイ(そこまでしますか?)

そこまでやりますか、みなさん。

でもそれが今後の姿なんです。


4.28の記念式典、靖国神社の参拝、集団的自衛権、特定秘密保護法、などなど。

どこに向かっているんですかね、私たちの日本は!

このような状況を私たちはガッティンナラン(合点できない)!


早くその状況から脱する手立て、方法を我々は見つけ出して、そしてそれを追求していかなければいけないと思っております。

仲井真県知事も予算折衝に行ったんでしょうかね。

東京に行ったら病院に逃げ込んで何もかもみんな外からも誰も入って来れないように隠れて、しかし入っていたのは貴賓室だったんでしょうかね。

そこで日本政府との裏工作、そんなことをやっていたんですね。


最初ウチナーンチュは入院したというからみんな心配していたんですよ。大丈夫かねー、と。

しかし、ふたを開けてみたら、あれ本当に病気だったのかね、と。


本当に情けなくなります。


そしてその後、官邸に行って、その帰りに、驚くべき内容を提示した、と。

よい正月を迎えられる、140万県民を代表して感謝申し上げます。


誰がお願いしましたか、そんなこと。

本当に、何が驚くべき内容ですか。


驚いたのは、ワッターウチナーンチュ(私たち沖縄人)です。

3000億円か知りませんけれども、ワッターウチナーンチュ(私たち沖縄人)、そこまで卑屈になる必要がありますかね。

ネーランヨーヤーサイ(ないですよね)


本当に悲しい、むなしい、そういう思いがこみ上げる状況でした。


そして沖縄に帰ってきたら、ちゃんと仕事を県庁に出てやるのかと思ったら、帰ってきたら知事公舎に向かいました。

また県民と向き合わない。県民の抗議を恐れて知事公舎に引っ込んで、そこでまた、承認しますという発表をする。


どこまでウチナーンチュの代表としての気概、そして覚悟があるのかな、と。

こんなにこそこそしながら、あんな大事なことをやっちゃったんで、ヌガーラサナイヨヤーサイ(ゆるしませんよ)


記者団の質問にいろいろ、やったやつね、何か少しキレてしまって、そのときに知事は何を言ったかといったら、私も人並みに日本語上手だよ、と。こんなことを言ってるんですよ。


アンシ、イッチョーシェー、ムルワカラングトゥ(それで、言ってることみんなわからないですよ)

言語明瞭、意味不明ということであります。


こんな風にして不可解な言動を私たち沖縄県民に晒し、そしてそれをそのまま日本国民のすべてに伝わっていってるんです。


先ほどもお話しありましたけれども、結局沖縄はお金か。反対するのはその金を引き上げるためにやってるんじゃないの。

こんな誤ったメッセージをいちばん○○がそれをやっちゃったということですね。


我々がウチナーンチュとしてとても許されるものではない。


私は沖縄の自立経済ということを言っております。しかしあの瞬間、私は沖縄の自立は遠のいてしまったと思います。

そんな形でボールは名護に投げられた。名護に押し付けて、そして責任転嫁をした。

知事は名護市を見捨てたんでしょうか。


あの会見の中でも言ってました、私は県外は捨てていない、と。

公約違反ではない、ということを言っていますけれども、1月の仕事初めに来たときは、辺野古の人たちには苦労をかけるけど、という話をしていた。

県外といいながら、辺野古の人には苦労をかけると。


言ってることがわかりませんね、こんな日本語がありますか。

本当にこういう形で屈服してしまった県知事は、本当に私たちウチナーの41市町村を管理する代表としてふさわしいと思いますか、みなさん。


マーカラ、ワジワジーサビラ(本当に腹が立ちます)

ガッティンナランヨヤーサイ(合点がいきませんよね)


国会議員も自民党県連もそうですが、言ったこと、やったことには責任を持つ。そして、わかりやすく説明責任をしっかりやる。それは政治家としてのジョウト(?)であります。


しかし、こういうことばかりではありません。

みなさん今日の琉球新報をご覧になりました?

オリバーストーンさんをはじめ世界の有識者29名のみなさんが連名で、辺野古移設中止を、との声明を…。


ここには平和と尊厳、人権、環境保護のために闘う県民を支持する、とあります。

続けて知事の埋め立て承認は県民の民意を反映したものではない、県民に対する裏切り、と、ばっさり言い切っております。


我々は今、危機に直面しておりますけれども、このように我々の応援団は、世界中にいるということであります。

こういう動きを見ますと、我々もまた、よしがんばるぞ、という気持ちにもなりますよね。


私も就任以来、辺野古の海にも陸にも新しい基地は作らせない、そういうみなさんへの公約を、その信念をこの間ずっと貫いてまいりました。


しかしその間、多くの関係大臣が沖縄詣でをし、議会の○○、たくさん沖縄にメンソーチソービータン(いらっしゃいました)

そして辺野古とやかびには行くんですが、名護市長のところには来ないんです。

なんでかねー。私はそんなに怖い顔してるんですかねー。失礼です!


そういう辺野古の問題については、これからもしっかりみなさんへのお約束のとおり信念を貫いてまいりたいと思います。


そしてこの4年間は15名の与党議員をはじめ、多くの支援者のみなさんの力をいただきながら再編交付金に頼らない街づくりということを実証してまいります。


子育て支援では保育所の数を増やし、○○の定員を増やしました。

そして、中学校卒業までの入院、通院治療費の助成、これはたぶん11市ではここしか始めていないです。

○○、学校のトイレ改修、○○、それから古くなった教室、○○、3年間前倒しで100%実施する、こういうことも進めてまいりました。


このほかにも農業やそれから財政健全化、それに入札制度の改善などなど、前々政権の再編交付金をもらっていたときでも手が届かなかったところにも手が差し伸べられた、そういう分野もきめ細かく対応してきたつもりであります。


市民のみなさまにも一定の評価をいただけたのではないかと思っておりますけれども、実は私の後援会長からこの4年間の稲嶺すすむの通信簿はオール5ですよ、という評価をいただきました。


アンシガ、クァビーチャー(だけども、子供贔屓)というだけではないですよね。

クァビーチャーってわかります?


その通信簿がこのパンフレットに掲載されておりますので、あとでご覧になっていただきたいと思っております。


ところでみなさん、肝心の1月19日の市長選挙のことでございます。


忘れていたわけではないんですよ。

話は長くなりましたけれども、中身はナマカラヤイビーンドー(中身は今からですよ)


今度の選挙ですね、これまで皆さん方いろいろ話がありましたように、これは名護市だけの問題ではないと思うんです。そして沖縄県の問題にもとどまらない。

これからの日本のあり方を問う、あるいはそれに対して我々はアンチドゥヤンドー(アンチですよ)ということを示す選挙になると思います。


4年前の市長選挙、みなさんのお力で当選させていただいた後、ウチナーの政治環境、県民は本当に変わりました。

大きな流れとなって、そしてこれまでずっとそれは県民のチムグクル(こころ、たましい)としてひとつにまとまっている、今こそそう思います。


そういうことからしても、今度の選挙、今いる私たちに、その大きな責任が問われている、というように思います。

後世の子どもたちに負の遺産を残すのか、きっぱりノーの答えを出すのか、その答えを出すのは今いる私たちなんです。


これからの子どもたち、あるいはその子どもたちではないのです、決めるのは。

1月19日に投票権を持っている名護市民、私たちなんです。


ですから、私たちは正しい判断をして後世の子どもたちに、お父さんお母さん、ありがとう、おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう、そういわれるような答えを導き出さなければいけないと思います。


大義は我々にあります。正義はかならず勝ちます。

名護市民の心意気を、気概を示そうではありませんか、みなさん。


稲嶺すすむは、かならず市民のみなさんの信頼と期待に応えます。
決して裏切るようなことはしません。

すすむを信じて、すすむにお任せください!

最後まで共にがんばりましょう!ありがとうございます!

(終)



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