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映画情報
『水俣曼荼羅』(2020年 / 日本 / 372分 / 疾走プロダクション 配給)
監督:原一男
プロデューサー:小林佐智子、原一男、長岡野亜、島野千尋
公式サイトhttp://docudocu.jp/minamata/
前売券3,600円【公開初日前日まで販売】
鬼才から巨匠へ― 原一男の最高傑作
『ゆきゆきて、神軍』の原一男が20年もの歳月をかけ作り上げた、372分の叙事詩『水俣曼荼羅』がついに、公開される。 原一男が最新作で描いて見せたのは、「あの水俣」だった。「水俣はもう、解決済みだ」そう世間では、思われているかも知れない。でもいまなお和解を拒否して、裁判闘争を継続している人たちがいる―穏やかな湾に臨み、海の幸に恵まれた豊かな漁村だった水俣市は、化学工業会社・チッソの城下町として栄えた。しかしその発展と引きかえに背負った〝死に至る病″はいまなお、この場所に暗い陰を落としている。不自由なからだのまま大人になった胎児性、あるいは小児性の患者さんたち。末梢神経ではなく脳に病因がある、そう証明しようとする大学病院の医師。病をめぐって様々な感情が交錯する。国と県を相手取っての患者への補償を求める裁判は、いまなお係争中だ。そして、終わりの見えない裁判闘争と並行して、何人もの患者さんが亡くなっていく。 しかし同時に、患者さんとその家族が暮らす水俣は、喜び・笑いに溢れた世界でもある。豊かな海の恵みをもたらす水俣湾を中心に、幾重もの人生・物語がスクリーンの上を流れていく。そんな水俣の日々の営みを原は20年間、じっと記録してきた。 「水俣を忘れてはいけない」という想いで―壮大かつ長大なロマン『水俣曼荼羅』、原一男のあらたな代表作が生まれた。
●1/2(日)~第七藝術劇場(阪急十三駅徒歩約5分 http://www.nanagei.com/access.html)
上映スケジュール
1/8(土)~14(金) 11:50
※途中休憩(15分程)2回あり 1/2(日)・1/5(水)上映後舞台挨拶
1/15(土)~時間調整中
※途中休憩(15分程)2回あり
http://www.nanagei.com/mv/mv_n1603.html
『スズさん 昭和の家事と家族の物語』(2021年 / 日本 / 86分 / 記録映画保存センター 配給)
監督:大墻敦 語り:小林聡美
製作村山英世、山内隆治
公式サイトhttps://kirokueiga-hozon.jp/movie/movie-suzusan
「手を動かしていれば大丈夫」
日々を細やかに営んだ女性たちの生活史。
東京郊外にある小さな家。 昭和26年(1951年)に建てられた木造2階建の住宅は、いま「昭和のくらし博物館」となり、当時の人々の暮らしを伝えています。館長の小泉和子さんの実家であるこの博物館には、母・スズさん(1910~2001年)の思い出がたくさんつまっています。娘によって語られる、母の人生。そこには生活の細部に工夫を凝らし、知恵を絞り、家族のために懸命に手を動かしながら生きてきた一人の女性の姿がありました。当時、当たり前に継承されていた経験や生活の知恵は、時代の変化とともに失われつつあります。母から娘へ、娘から今を生きる私たちへ。スズさんが遺してくれた3章からなる物語です。
貴重な記録映像のなかに、震災・戦争を生き抜いた母の姿がありました
横浜大空襲と昭和の暮らしを家族の視点から描いたドキュメンタリー。都内の住宅地の一角に、終戦直後に建てられた小さな民家。夫婦と4人の子どもたちが暮らすこの家で、小泉スズさんは主婦として家族の暮らしを支え続けた。小泉一家が体験した関東大震災、建物疎開や学童疎開、そして1945年5月29日の横浜大空襲。戦中戦後に撮影された映画やニュース映像、写真、スズさんの長女・和子さんの証言に基づいて描かれたイラストを通して、甚大な被害をもたらした横浜大空襲の悲劇に迫り、小泉一家がどのように生き残ったのかを丹念に描き出す。さらにスズさんが日常的におこなっていた炊事・洗濯・裁縫などの家事労働を記録した貴重なフィルムを4K映像でよみがえらせ、スズさんが懸命に働く姿を通して日々の営みの大切さを伝える。
●1/2(日)~1/14 第七藝術劇場(阪急十三駅徒歩約5分 http://www.nanagei.com/access.html)
上映スケジュール
1/8(土)~14(金) 10:00
1/15以降はシアターセブンにて上映
http://www.nanagei.com/mv/mv_n1619.html
『コレクティブ 国家の嘘』(2019年/ルーマニア・ルクセンブルク・ドイツ/109分)
ルーマニアを震撼させた
前代未聞の巨大医療汚職事件―
国家とは、報道とは、様々な問いかけが胸を抉る衝撃のドキュメンタリー!
2015年10月、ルーマニア・ブカレストのクラブ“コレクティブ”でライブ中に火災が発生。27名の死者と180名の負傷者を出す大惨事となったが、一命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々に死亡、最終的には死者数が64名まで膨れ上がってしまう。カメラは事件を不審に思い調査を始めたスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の編集長を追い始めるが、彼は内部告発者からの情報提供により衝撃の事実に行き着く。その事件の背景には、莫大な利益を手にする製薬会社と、彼らと黒いつながりを持った病院経営者、そして政府関係者との巨大な癒着が隠されていた。真実に近づくたび、増していく命の危険。それでも記者たちは真相を暴こうと進み続ける。一方、報道を目にした市民たちの怒りは頂点に達し、内閣はついに辞職へと追いやられ、正義感あふれる保健省大臣が誕生する。彼は、腐敗にまみれたシステムを変えようと奮闘するが…。
●1/2(日)~14(金) 11:05〜シアターセブン(阪急十三駅徒歩約5分 http://www.theater-seven.com/access.html TEL/FAX:06-4862-7733)
※1/14(金)で終了予定
http://www.theater-seven.com/mv/mv_s0403.html
『ボストン市庁舎』(2020年/アメリカ/274分/配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ)
監督・製作・編集・録音フレデリック・ワイズマン
公式サイトhttps://cityhall-movie.com/
ようこそ、市民のための市役所へ。
アカデミー名誉賞に輝く巨匠フレデリック・ワイズマンの「集大成」
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマンが選んだ新作の舞台は、ワイズマン生誕の地でもあるマサチューセッツ州のボストン市庁舎。カメラは飄々と市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへ動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ワイズマンが軽やかに切り取るこれらの諸問題は、長年にわたり彼が多くの作品で取り上げてきた様々なテーマに通じ、まさにワイズマンの「集大成」ともいえる仕上がりだ。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベスト1に選出。
今コロナ禍で問われる「市民のための市役所」とは?
多様な人種・文化が共存する大都市ボストンを率いるのは、アイルランド移民のルーツを持つ労働者階級出身のマーティン・ウォルシュ市長(2021年3月23日よりアメリカ合衆国労働長官に就任)。2018~19年当時のアメリカを覆う分断化の中、「ここではアメリカ合衆国の問題を解決できません。しかし、一つの都市が変われば、その衝撃が国を変えてゆくのです。」と語る市長と市職員たちの挑戦を通して「市民のための市役所」の可能性が見えてくる。それはコロナ禍で激変する日本社会に暮らす私たちにもますます切実な問題だ。私たちが知る<お役所仕事>という言葉からは想像もできない、一つ一つが驚きとユーモアと問題提起に満ちた場面の数々。ボストン市庁舎を通して「人々がともに幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」を紐解きながら、いつの間にかアメリカ民主主義の根幹が見えてくるドキュメンタリーが誕生した。
●1/2(日)~シアターセブン(阪急十三駅徒歩約5分 http://www.theater-seven.com/access.html TEL/FAX:06-4862-7733)
1/8(土)~14(金) 13:30
※1/14(金)で終了予定
http://www.theater-seven.com/mv/mv_s0399.html
■1月8日(土) 午後10:40~11:10 NHK総合
【ストーリーズ】事件の涙▽小さなことにしたくない~教員からの性被害 対話の記録
修学旅行の夜、元担任は、小学生の彼女にキスをし、服を脱がし胸を触った。1年にわたり繰り返された行為。それから30年、女性は被害を誰にも打ち明けられず一人苦しんできた。性被害が原因のPTSDと診断されたのは大人になってから。悩んだ末に選んだのは、元担任と対面し直接責任を問う道だった。幼かったあの頃、何も分からないまま受けた性被害。「小さなことにしたくない」。あえてつらい過去と向き合った女性の記録。
https://www.nhk.jp/p/ts/P2WVR66NRZ/episode/te/37247KG26X/
■1月9日(日) 午前04:55~05:25 ABCテレビ、テレビ朝日系列
テレメンタリー2022「赤潮」海は染まりウニは死んだ…それでも漁師は 海に出る。
9月下旬、北海道を赤潮が襲った。 ウニを中心にサケやサクラマス、タコなど北海道を代表する味覚が壊滅的な被害を受けた。白くなったウニの死骸で埋め尽くされた海。仮に赤潮がなくなってもウニは大きくなるまでに4年ほどかかるため、被害の長期化は避けられない。廃業の危機に直面する漁師。被害はこれまでに80億円にのぼっていて最大170億円にまで拡大する可能性も指摘されている。
「激甚災害」自治体の首長はこう口を揃える。 赤潮の原因は未知のプランクトン。 北海道で過去に例を見ない赤潮を引き起こしたその謎の究明に向き合う研究者。被害をこれ以上広げないためにいま出来ることは…。
https://www.tv-asahi.co.jp/telementary/
■1月9日(日)(再放送) 午前06:10~06:40 NHK総合
目撃!にっぽん 選「執念の法改正~悪質商法 VS 71歳~」
消費者を守るため政治家や官僚に働きかけ、規制強化につなげてきた堺次夫さん(71)。弁護士でも政治家でもない一民間人がなぜ?▼ジャパンライフ・なぜ被害は食い止められなかったのか…政治・行政への憤り▼ 原点にあるのは自ら命を絶った17歳。マルチ商法や訪問販売などの消費者問題・悲劇の歴史▼「AIで為替を予測」「必ず儲かる」…甘い言葉でコロナ禍の若者ねらう新たな手口も▼法改正にこめられた深い思いとは
https://www.nhk.jp/p/mokugeki-nippon/ts/32M8QX25NV/episode/te/N8Q9W7RKLZ/
■1月9日(日) 午後02:30~03:15 NHK Eテレ
福島をずっと見ているTV(97)「ともに生きる~フリーアナウンサー大和田新~」
福島県の民放ラジオ局で人気レギュラー番組を持つフリーアナウンサーの大和田新さん。まもなく震災から11年となる今も周囲を驚かせるほどの熱量で現場に出向く。被災者の声に耳を傾け、受け止めた言葉をラジオで人々に伝えていく…。それはまさにライフワークだ。本当の意味で人々に寄り添うため大切にすべきことは何なのか。大和田さんは震災直後から今日に至るまで、そのことを自らに問い続けてきた。大和田さんの答えとは?
https://www.nhk.jp/p/fukushimazutto/ts/KVJY7PKWX2/episode/te/DP3GLPYNN9/
■1月9日(日) 午後09:15~10:05 NHK総合
NHKスペシャル「北の海 よみがえる絶景」
北海道の海で、アイヌや地元漁師に語り継がれる「幻の絶景」がある。冬、夜明けとともに真っ白に染まる海。春、海原に突如現れる謎の大渦。そして初夏、みるみるうちに貝で埋め尽くされる海底。今、極めてまれに起こると思われていた、こうした絶景の目撃が相次いでいる。徹底取材で真相に迫ると、その背景には、日本人にもなじみ深い生きものたちの驚異の営み、そして水産王国「北海道」の漁師たちの格闘の歴史が秘められていた。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/PG2XX617WR/
■1月9日(日) 午後10:00~10:50 NHK BS1
BS1スペシャル「霊峰に墜ちたB-29」
奈良県の大峯山。今でも修験者が修行するこの霊峰から、2006年、B-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人のカパララさんがその真相を追い始める。搭乗員の足跡を調べていくと、「戦争の狂気」を目の当たりにする一方で、戦時下でも失われていなかった人間としてのやさしさや、今でも日米双方の遺族が抱える痛みが明らかになっていく。慰霊のために大峯山に登ったカパララさん。そこで見たものとは。
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/WPKXYJ1NKP/