このところ、秘密保護法関連の記事のニュースばかり書いています。
他にも問題は山積みで、考えないといけないことはたくさんあるのですが、ともかくも目の前にある秘密保護法!
でも今日はちょっと秘密保護法は一休み。
フェイスブックでこんなブログがあるのを見つけたので、ご紹介します。
愛知県のとある幼稚園が、放射能測定器を購入して、園内の給食の測定を始めました。
↓ ↓
http://ameblo.jp/takenoko-kids/theme-10057391907.html
東北や関東ではなく、愛知県の幼稚園。
それでも出ているのですよね。驚くような高い値ではありませんが、全国に普通に流入していて、日常的によく(あまり警戒せずに)食べているような加工食品から、続々と。
関西の人の中には、「原発事故は自分たちと無関係」と思っている人は多いかもしれませんが、思わぬ食品にセシウムは入り込んでいます。
こちら、放射能測定を行っている幼稚園の(保護者の)ブログより
↓ ↓
市場調査のやり方
http://ameblo.jp/takenoko-kids/theme-10058061617.html
23年度に 関東で収穫された大豆・麦・お米は 汚染されている可能性があります。
大豆は 納豆・豆腐・味噌 に 加工されて
小麦は 小麦粉・麦茶 うどん・そうめんに 加工されて流通します。
市場調査の進め方↓
1 メーカーに電話をして産地を確認する。
2 原材料の産地が関東の場合はたけのこ幼稚園で測定します。
みーちゃんママが 一件一件 電話をして産地を確認しました。その数100件以上です。
「市場調査のまとめ」
http://ameblo.jp/takenoko-kids/theme-10065853123.html
※実施期間 2012年 8月から12月(5ヶ月間)
※場所 愛知県 岡崎市内
市場調査でセシウムが検出 した商品
(引用元のブログhttp://ameblo.jp/takenoko-kids/theme-10065853123.html
では写真付きで紹介してくれているので、とても分かりやすいです。そして、あれもこれも関西でもよく目にする食品…というのがよくわかります)
「大豆加工品」
金の粒 納豆 6 Bq/kg セブンの厚揚げ 少し 検出
絹ごし豆腐 4 Bq/kg 絹ごし豆腐 1 Bq/kg
「小麦加工品」
オールブラン 16 Bq/kg 玄米フレーク 3 Bq/kg
コープの薄力粉 6 Bq/kg はくばくの小麦粉 4 Bq/kg
はくばくの麦茶 13 Bq/kg
「果物 加工品」
不二家のネクター 5 Bq/kg
サンヨーの桃缶 3 Bq/kg SSK 山形の桃缶 5 Bq/kg
「魚加工品」
ニッスイのいわし缶 4 Bq/kg
「野菜」
愛知の椎茸 9 Bq/kg
茨城のさつまいも 5 Bq/kg 茨城のレンコン 5 Bq/kg
茨城のじゃがいも 1 Bq/kg 群馬のキャベツ 1,5 Bq/kg
「お菓子」
さつまいも チップス 12 Bq/kg さつまいも チップス 4 Bq/kg
ポテトチップス 少し 検出
(引用ここまで)
同じベクレル数でも、一度にたくさん摂取する食品とそうでないものがあるので、注意が要りますね。特に飲み物、水分の多いものは一回でたくさん摂取するので、体に取り込んでしまうセシウムも多いです。
さらに、同じブログ管理人さんが最近ネット上で話題になっているイオンについて興味深い記事を書かれていたので紹介します。
みなさん、ご存知でしたか? イオンは「イオンでは店頭の放射性物質「ゼロ」を目標に検査体制を強化しています」と堂々と看板を掲げていますが、実はイオンの基準は国の基準にそった非常に高いものです。たしかに検査はしていますが、検査で高い値がでても、国の基準以下ならオッケーという姿勢です。看板の下の方に小さな文字で限界基準値50ベクレルと書いてあるらしい。
(引用ここから)
イオンの姿勢
イオン TRUE or LIE
http://ameblo.jp/waawa-view/theme-10061543015.html
結果から お知らせします。
イオンでは 汚染が 確認された商品を 店頭 で 販売します。
イオン岡崎店の課長 と お客様相談室の方が 言ったこと↓
16bq/kgは 汚染とは言わない 50bq/kgを 汚染という
だから 50bq/kg以下の商品は 店頭で販売する。
ゼロベクレルを目標に 50ベクレルを目指す。
↑理解不能。
お客様相談室の方が 言ったこと↓
自主基準をつくると 国からいろいろ言われるから
もしやるなら イオンだけじゃなく
他のスーパーと 足並みをそろえて やらないとできないよ
こんなことを 言っていました。
(引用ここまで)
イオンがどうも危ないらしいということは、わたしの叔母でさえ知っていたので、もう相当知れ渡っていることかもしれませんが、おそらく問題はイオンだけではなくて大手のスーパーはどこも安心とは言えないでしょう。だって上の調査で問題になった食品、どこのスーパーでも普通に売っているし。
事故から2年半以上がたち、今や汚染は日本中に流通している多くの食品に広がっていて、日本にいる限り汚染を完ぺきに避けることはもはや無理だと思います。肥田先生が繰り返し言っておられることです。自分だけが汚染を避けようなんて、そんな甘いことは絶対にできない。
なるべく汚染の少ないものを(少なそうなものを)選んで、注意して食べることは(特に子供に対しては)もちろん大切なことだけど、それだけでは解決にはなりません。
漠然とした印象ですが、食べ物に関心を持っていて、自分の家族の食べ物にはとても気を使っているけれど、かといって原発そのものに対しては声高に反対を唱えたりはしない。ひたすら自己防衛に努力するだけという人は案外多いような気がします。
食品の安全について何の関心もなく、無防備に何でも食べるよりは、はるかにいいのだろうと思います。でも、繰り返しますが、そんなことで自分や自分の家族だけが安全に生きるなんてことは、もはやできない世界になってしまったのです。
原発がある限り絶対にこういう事故は起こるのであり、ひとたび事故が起これば、もはや汚染を避ける手立てはありません。いま関西や九州は比較的汚染が少ない安全な地域であるけれど、もし今たとえば福井の原発銀座で事故がおこったら、もうおしまい。
原発そのものをなくすこと。無くすように声を上げ続けること、運動をすること以外に、本当の意味での解決はないのだと思います。