これって、わざと書きにくい設問にして、書く気をなくさせるようにやってるんじゃないの~??(怒▼▼) でも、こんな策略にめげている場合ではありません。私たちの生命にもかかわる大切な水。 大阪市水道労働組合が公表した文書に、市側の基本方針(案)への反論意見がわかりやすくまとめてあります。(わたしもこれを参考にして(ただしコピペはダメと思います)パブコメ書きました。) ↓ ↓ ↓ 「水道事業民営化基本方針(案)パブリック・コメント実施を受けて」 ◇基本的人権である水を商売の道具にしてはダメ。 ◇民間経営では真の公共の福祉は存続できない。 ◇地方公営企業によるメリットも併記すべきである。 ◇市民は水道事業の民営化を望んでいない。 ◆災害時に対するリスク管理はどうなるの? (←巨大地震が予想される中、これは本当に切実です!) ◇大阪で災害が起こった場合、誰が指示を出し、復旧作業を行うのか?行政に、水道施設の技術者(プロ)は果たして存在しているのか? ◇民間となった運営会社の職員は、災害時に公僕として、自らが犠牲となって働けるのか? ◆民間経営とは営利を目的とするもの ◇民間では市民が支払った水道料金の使い道が適正かどうか直接チェック出来ない。果たして公正で公平な水道料金を維持できるのか? ◇水道料金に儲けをのせるような事はすべきではない。私たちの支払った料金は誰かの利益ではなく、将来の水道事業の持続の為に利用されるべき。 ◇民間経営を否定している訳ではなく、公共性の強い水道事業に関しては、民営化は馴染まないと考える。 ◇水道事業の民営化は時代遅れの考え方だ。 ◇世界の 100 に迫る地域水道が再公営化しているのになぜ大阪市はいま民営化? ◇大阪万博時代の成長路線の幻想を追うあまり、現実が見えていないのでは? ◆水道料金は本当に安くなるの? ◇水道料金を政争の具として弄ぶな! ◇民営化のメリットは水道料金の引き下げとされるが、その値下げの保障はない。 ◇民間経営が失敗すれば、結局は市民の負担増になる。 ◇30 年間水道料金の値上げをしないと約束は出来ない。
※1 ドイツのベルリン水道では、1995 年よりヴェオリアやテムズなどの多国籍水企業が事業運営していましたが、うまくいかず 2013 年に再公営化を果たしました。しかし、再公営化のためにベルリン政府が 30 年契約の破棄に費やした金額は日本円にして約 1,800 億円です。民営化という甘い誘惑に手を出した結果、市民は膨大で気の遠くなるような代償を払うことになったのです。 また、25 年前からすべての自治体で水道が民営化されたイギリスでは、70%もの市民が水道事業を運営する民間企業に失望し、再公営化を望んでいます。現在、スエズの大口契約先でもあるインドネシアのジャカルタでは、15 年続いた不平等な委託契約を破棄して事業を再公営化しようと、政治的リーダーシップとともに市民が国際法廷で闘争を展開しています。これが世界の「水道事業民営化」の実態です。 水道事業の民営化が、市民にとって良い選択肢だという話は幻想であり、今や水道の民営化は、単なる「時代遅れの選択」だと断言できるものです。 (抜粋引用ここまで) ボリビアやフィリピンやアルゼンチンのもっと極端な失敗例は、こちらで簡単に紹介していますので、お読み下さい。 ↓ ↓ ↓ (5/18追記)水道の民営化ってどういう事? 海外の危ない先例 5/17大阪市水道民営化学習会http://ameblo.jp/amebloacchan/entry-11851281681.html
水道ような公共性の高い事業は、いかなる理由があっても民営化すべきではないと思います。 民営化によって水道料金が下がるという試算がでていますが、世界の事例を見てもわかるように、民営化による値下げの保障はどこにもありません。事業が一民間企業の手に渡ってしまえば、企業の想いのままに価格が決められる危険性があります。 市民にあまり知られないように、こっそりパブコメ募集を始めた大阪市。 こういう姑息なやり方は通じないと思い知らせるためにも、みんなでたくさんのパブコメを送りましょう! 大阪市外の人もパブコメ書けますよ。 クリックして応援お願いします!
みなさん!
大阪市の水道民営化に関するパブコメ募集の締め切りが5月30日(金)に迫ってきました。
わたしもこれは絶対に書かねば!と思い、さっそくパブコメ募集ページを見ました。
↓ ↓
「水道事業民営化基本方針(案)」(水道料金の見直し案含む)について、市民・事業者のみなさまからのご意見を募集します
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000261507.html
が、これが実に書きにくいのです。市側の基本方針(案)をしっかり読み込まないと書けないような印象を与える設問。
という感じです。
こんな公共性の高い事業を民営の営利企業の手にゆだねるなんて、あり得ません!
ところで、「大阪市水道労働組合」も、使用者である大阪市水道局の民営化方針に対し、反対の意思を表明しました。
https://docs.google.com/file/d/0B84UmlcFtQPPUDVvSFhVZG85OGM/edit?pli=1
全文読まれることをお勧めしますが、下記に要点のみわかりやすく抜粋引用しましたので、ご参考に。
◆は、わかりやすいように少々アレンジして私がつけたタイトルです。
◇印は大阪市水道労働組合の文書そのまま抜粋引用しています。ただし強調文字は私が入れました。
◆基本方針(案)は公営企業の否定からはじまっているが…
◇生存権に関わる水の課題は公が責任を持って管理・運営すべきである。
◇災害時における運営会社の責任の所在が不明確で不安である。また、職員が施設復旧や、応急給水活動など民間人の立場でどこまで関わるのかも不明です。
◆海外で民営化失敗事例は多々あり!※1 ⇒ 水道事業の再公営化の流れ
◇海外でも民営化の失敗事例が多くあり、水道事業の民営化を行うべきではない。
◇海外の失敗例
ヨーロッパを中心に 1980 年代後半から大きく拡がった水道事業の民営化は、25 年から30 年という長い契約期間を通して、「民営化」そのものの実態像がようやく明確に見えてきました。それぞれの都市で民間委託契約の更新時期が迫る中、民営化によって当初見込まれた債務削減や料金値下げ、サービスの向上などは、何ひとつ改善しなかった事実を踏まえ「民営化は失敗だった」と、契約更新をせずに再公営化を決断する自治体が続々と現れています。
フランスでは、150 年続いた民間運営の「フレンチモデル」の象徴であったパリの水道事業が、08 年にヴェオリアやスエズなどの水企業との契約更新をしないことを決定し、2010年に再公営化を実現しました。原因は、受託初年度から続く値上げ(265%増)の料金や、改善されない市債残高やサービスなどの問題もさることながら、受託企業の腐敗した体質や汚職などの性格が色濃く、政治問題としての再公営化決定です。しかし、このような流れを受けて、欧米各地域ではあらたなフレンチモデルとして続々と「再公営化」を選択する状況となっています。
◎私が書いたパブコメです。
参考になるかどうかわかりませんが、こんな程度のものでも、多少的外れでも、とにかく意見を伝えることが大事だと思いますので、皆さん頑張って書きましょう。ちなみに他人のコピーは意見として認められないそうなので、みなさんも自分の言葉で書いてくださいね。
水道事業民営化基本方針(案)全般について
民営化のメリットばかりが強調されていますが、民営企業では、公共の福祉を保つことはできません。水道事業を民営化したボリビアやフィリピンやアルゼンチンでは料金値上げが続き、貧困層が水道を使えないとう事態まで生じたと聞きます。先進国の日本ではこのような極端な問題は起こらないと言われるかもしれませんが、民営の企業というものは、基本的に営利を追求するものであり、公共の福祉は二の次になります。水道のように生命の維持に直結する公共性の高い事業は、営利を追求すべきではないと思います。水道の民営化に断固として反対します。
水道料金の見直し案について
・「水道事業民営化基本方針(案)(概要版)」 22~24ページに記載
・「水道事業民営化基本方針(案)第2部(運営計画編)」 38~46ページに記載
水道料金の引き下げは必要ないと思います。料金を下げるメリットより、民営化により生じるリスクの方が大きいと思います。