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元自衛官男性と18歳高校生によるとても分かりやすい集団的自衛権反対論 

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安倍さんのやり方はなんとなくキナ臭くて不安だけれど、中国の動きなどを見ていると集団的自衛権はやっぱりいるんじゃないかな…と思って判断がつかないでいる人、けっこう多いのではないかと思います。


集団的自衛権に関する一般国民の最大の誤解は、 「集団的自衛権の行使を容認することで、このところ強引な姿勢が目立つ中国に対して対抗できる、あるいはアメリカが一緒になって対抗してくれる」 というものではないでしょうか。


日本を守ること=集団的自衛権の行使容認 と思ってしまっている人がいまだにけっこういるように思います。


ちょっと自分で調べればわかることなのに、聞きかじりの情報やイメージで集団的自衛権に賛成してしまっている人がけっこういて、こういう人たちは政府にとってはとても都合がいい存在なので、あえて誤解を生じさせる言い方をしたりして、政府はこの誤解をうまく利用しています。


以下に紹介する元自衛官 泥 憲和さんのスピーチは、「集団的自衛権はやっぱり必要なんじゃないの?」漠然と思っている人たちの誤解をしっかり解いてくれます。


安倍首相は、海外での有事の際、避難する日本人を乗せたアメリカ軍の船が他国から攻撃を受けたとき、それを日本の自衛隊が守れないのはおかしいということを言っています。実に実に恥知らずな、確信犯的な嘘ですが、そのこともわかりやすく説明してくれています。


ぜひお読みになり、これはわかりやすいと思ったら、周りの皆さんにも伝えてください。



◆街頭にて 元自衛官 泥 憲和さんより


突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。 集団的自衛権に反対なので、その話をします。

私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。 日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。

いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。 でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。 自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。 そこは、安心してください。


いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。 日本を守る話ではないんです。 売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。 売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。 それが集団的自衛権なんです。

なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。 縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。 君たち自衛官も殺されて来いというのです。 冗談ではありません。 自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。 なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。 自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。 見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。


みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。 他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。 当然ですよ。 だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。 イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。


みなさん、軍隊はテロを防げないんです。 世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。 自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。 みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。 自衛隊はテロから市民を守れないんです。 テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。 だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。


安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。 みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。

日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。 そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。 アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。


ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。 米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。 自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。 そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。 どうしたと思いますか。 軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。 そういうものなんですよ、戦争というのは。


安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。 絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。 自衛隊はたまりませんよ、こんなの。


みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。 一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。 だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。 私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。 使い方を間違ったら、取り返しがつきません。 ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。 でもね、戦場は国会とは違うんです。 命のやり取りをする場所なんです。 そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。


みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。 国民ですよ。 みなさんですよ。 憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。 安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。 体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。 そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。


これからが正念場です。 だから一緒に考えてください。 一緒に反対してください。 選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。 まだまだ勝負はこれからです。 戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。 しっかりと考えてくださいね。 ありがとうございました。

(泥さんのスピーチはここまで)



◆18歳高校生の意見 新聞投書欄より


こちらは朝日新聞の読者投書欄に掲載された18歳高校生の意見です。


集団的自衛権がどのような性質のものか、高校生でもちゃんと理解し判断しています。その気があれば正しい情報を得るのは少しも難しくないことなのに、日本には雰囲気で思い込んでしまっている情けない大人がどれだけ多いことでしょう。


わたしたちはそういう思い込みを持っている人たちに、自分の周りにいる身近な人たちにも、根気よく本当のことを伝えていく必要があると思います。


18歳高校生の声



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