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秘密保護法 バーナムの森は動いた―闘いはこれからだ! 強行採決で得たもの

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秘密保護法案、可決されてしまいました。


法案が可決されるまで、まるでこれから死刑宣告でも受けるかのように緊張して、はらはらして、事態の成り行きを見守っていたけれど、法案が成立した翌日の朝は、不思議とすっきりして元気でした。


法案成立は規定路線でした。これを覆すことは、今の状況では不可能だったのでしょう。でも想定を超えたものがありました。それはこの法案に対する反対を叫ぶ、多くの国民の声、声、声…。

この短期間で、ここまで国民の反対運動が盛り上がることを、安倍政権は予想していたでしょうか。


こちら、京都から国会前に駆け付けて連日デモに参加した友人のメールより。

 ↓  ↓
相手の行動は想定の枠内でしたが、運動する側の発展は短期間でしたが想定をはるかに越えるものになりました。

脱原発、再稼働反対のレベルを越え、民主主義を守る視点から積極的につくりあげるレベルに意識を引き上げたように思います。

東京では若い人たちが目立ちました。リズム感あるパレードやコールは20000人ライブさながらでした。

政党もほぼ足並みを揃えました。芸術関係者、科学者、フリーランスを含め報道関係者、そこに国際機関も連帯しました。


彼らファシストが権力維持に固執するほど、人間の尊厳に立ち入ってくるので、統一戦線に入ってくる人たちが増える条件は確実に高まります。ファシストは政策つくりと運営能力がないので人々が渇望するものに実体のない幻想を常に抱かせます。実体や事実を隠すために必ず耳や目を塞ごうとします。

ここが主戦場だと思います。ここでの戦いが統一戦線を広げると思います。

まだまだ小規模ではあったけど、それを現実化することができました。
(メール転載ここまで)



当に悔しく残念なことでしたが、この法案成立によって失ったもの、あるいは将来失われるであろうものと引き換えに、私たちは大きな力を獲得することができました。

たくさんの国民の意識の高まりと、心からの怒りと、党派や立場を超えたつながり。


メールに書かれているように、秘密保護法が主戦場になるのではないかと思います。

今回の強行採決は、いままで多くの国民には今ひとつつかみどころがなかった安倍政権の正体を、まざまざと見せつけました。多くの人が、その真の姿に気付いたことと思います。


そして、今回の強行採決を通して、わたしたちは自分たちにできること、海外では当たり前かもしれないけれど今までやってこなかったこと、政治家に対して直接声を上げる、意見をぶつける、政治家の立場を問いただす、という方法を自分たちのものにしました。
だれかの行動を待つのではなく、自分たち自身が先頭に立って呼びかけ、全国で多くの人が街頭に出て法案への反対を訴えました。



みなさんは、どうお感じですか? 

せっかく盛り上がったこの運動を、さらに広げていけるか、そのまましぼませてしまうかは、わたしたち一人一人にかかっています。

闘いはこれからです。

こちら↓、秘密保護法反対の声を先頭に立って上げ続けた海渡弁護士より、重要な提案です。すでに出回っていますが、まだの方はぜひお読みください。


あ、その前にちょっと朗報。


秘密法「修正・廃止を」が82% 内閣支持率急落47%
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013120901002123.html
2013年12月9日 18時38分
共同通信社が8、9両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、6日成立の特定秘密保護法を今後どうすればよいかについて、次期通常国会以降に「修正する」との回答は54・1%、「廃止する」が28・2%で合わせて82・3%に上った。「このまま施行する」は9・4%にとどまった。法律に「不安を感じる」との回答も70・8%を占め、「知る権利」侵害への懸念が根強い現状が浮き彫りになった。

内閣支持率は47・6%と11月から10・3ポイント急落。50%を割ったのは、昨年12月の第2次安倍内閣発足以来、初めて。
(共同)



安倍内閣支持率 50%に下がる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131209/k10013695191000.html
12月9日 19時17分
NHKが行った世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月より10ポイント下がって50%、「支持しない」と答えた人は先月より10ポイント上がって35%でした。

(NHK)

↑本当はもっと下がってるんじゃないの?と疑いたくなるNHK

(苦笑。もう金輪際NHKのニュースなんて信用しない。今日のニュース9もひどかった)。




バーナムの森は動いた
秘密保護法強行採決は安倍政権の終わりの始まりだ!

秘密保護法を廃案へ!実行委員会
海渡 雄一

1 参議院で法案採決される
 参議院本会議で、法案が可決されました。
 採決結果は、投票総数212、賛成130、反対82でした。
 賛成したのは自民党と公明党。反対したのは、民主、共産、社民、生活、糸数議員、山本議員などでした。みんなの党は欠席しましたが、一部議員は出席して反対しました(川田さんと寺田さんと真山さん)。維新の会は欠席しました。
 市民の8割が慎重審議を望んでいる中で、日比谷野音に1万5千人が集まり、全国で抗議集会が続き、数万人の市民が国会を取り巻き、秘密保護法絶対廃案を叫び続ける中での、法案可決です。
 「特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】」という文書が12月5日午前11時45分に福島みずほ議員の強い要求によって、ようやく開示されました。
 これは、法案の策定段階おそらく公明党との修正協議の前の段階の法案について内閣官房が作成したものと考えられ、合計92頁に及ぶ大部なものです。
 法案の逐条解説を公開して審議していれば、法案の問題点はもっと深く審議でき、浮かび上がったはずです。作成名義は、内閣官房の作成とされています。
 さらに、内閣と各省庁の間で、この法案の策定の段階で、多くの意見交換が行われていたことが昨晩わかりました。今のところ人事院と文書のやりとりだけが、公表されています。他の省庁は、各官庁の了解が取れないという理由で、今も不開示となっています。
 このような重要な文書をこれまで秘密にしていたことは、国会軽視として決して許されることではありません。すくなくとも、このような重要文書について、きちんと国会での審議の時間を確保するべきことは民主主義政治の元での国会運営として、当然のことでした。
 委員会採決は、最後は、全く言葉も聞き取れない、議事録もないような状態での採決であり、手続的にも違法無効です。

2 根本的欠陥法案である
 この法案には根本的な欠陥があります。何が秘密に指定されるかが限定されず、政府の違法行為を秘密に指定してはならないことも明記されていません。公務員だけでなく、ジャーナリスト・市民も独立教唆・共謀の段階から処罰されます。
 政府の違法行為を暴いた内部告発者やジャーナリスト、市民活動家を守る仕組みが含まれていません。権威ある国際原則であるツワネ原則にことごとく反しているばかりでなく、ふたりの国連特別報告者とピレー人権高等弁務官からも重大な懸念が表明されています。私たちはこの秘密保護法案の内容も手続も絶対に認めることはできません。

3 法案廃止の活動を始めよう
 これからの闘いの方向性について、提起したいと思います。今晩の闘いの力で、これからの政府の暴走を止めましょう。
 成立した法案は同じ手続で廃止することができます。私たちは、明日から、この法律の廃止を求める活動を直ちに始めようではありませんか。次の国会には、採決に賛成しなかった多くの政党と共同して、秘密法の廃止法案を提案するための活動を始めましょう。

4 弾圧に備えよう
 もうひとつ、大切なことを提起します。
 この法律は、憲法21条、自由権規約19条で保障された表現の自由を侵害する違憲立法です。この法律が自由権規約19条に違反することは、国連の見解なのです。我々には国際社会が味方してくれています。裁判官も私たちの反対運動を見ていることでしょう。そして、心の内では応援してくれている裁判官も少なくないはずです。
 秘密法違反の被告人は違憲な法律によって起訴されたのですから、絶対無罪としなければなりません。
 これは、弁護士の仕事ですが、政府があくまで、この法案を施行しようとするなら、第一号の秘密法違反事件の被告人を弁護するために、1000人の弁護士を組織し、あらかじめ大弁護団を結成しておきたい思います。

5 新しい闘いのはじまり
 法案の成立は、私たちの一つの敗北であることは確かです。
 しかし、今日一日の私たちの行動は、政府、国会に私たちの秘密法廃案、安倍政権NOの怒りをぶつけ、一人一人の市民に秘密法反対の意思を確認する機会となったことと思います。
 まず、私たちは、これだけの多数の市民の反対を押し切って秘密法を成立させた政府与党の暴挙を心にしっかりと刻みつけなければなりません。マクベスのバーナムの森は動いたのです。これから、政権崩壊の日が近いことにおびえなければならないのは、勝ち誇ったような顔をしている安倍首相とその取り巻きたちです。
 私たちは、この法律が廃止されるまで、決してあきらめません。明日から、秘密法のある社会を拒否し、その実質化を食い止めるため、新たな闘いを始めましょう。





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