仲パレってご存知ですか。
昨年、御堂筋で700人の規模で行われたパレード。今年も開催されます。あしたです!!
私のブログをみて下さっている人の間でも、そんなの知ってるに決まってるでしょ、という人と、それ何? という人に分かれるんじゃないかと思います。もしかして、案外よく知らないという人の方が多いかも?
仲パレについて、詳しくはこちら
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現代ビジネス 2013
あらゆる差別に"NO"を! "ヘイトスピーチ"へのカウンター行動から生まれた「OSAKA AGAINST RACISM 仲良くしようぜパレード」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36440
昨年あたりから新聞で大きく取り上げられるようになり、世間を騒がし始めたヘイトスピーチ。 このヘイトスピーチに対抗する市民のカウンター行動から、通称 仲パレ、「仲良くしようぜパレード」は始まりました。
ところで、なぜかカウンターをやっている人たちには、ほかのデモより若い人たちが多いのです。カウンターをする彼らの主張はとてもシンプルで、少し前だったらこんなストレートな主張は、むしろ若い人は恥ずかしがって言わなかっただろうなあというようなこと。いわく
「差別をなくそう!」
「仲良くしようぜ…」
みなさんの中には、ヘイトスピーチを直接聞いたことがない人も多いと思うし、たとえ偶然聞いたとしても、いやな連中だ、ばかな連中だと眉をひそめて黙ってやり過ごしてしまうことが多いのではないでしょうか。
あるいは、口汚く叫ぶヘイトデモに対抗して、同じく罵声を浴びせかけるカウンターの若者を見て、どっちもどっちなんじゃないの? と思う人もいるかもしれません。
それとも、あんなレベルの低い連中に対抗しようとすると、自分たちのレベルも下がってしまうから、ああいう連中は無視するのが一番、と考える人もいるかもしれません。
けれどもヘイトスピーチは、一部の馬鹿で低レベルな奴らがやっていることだと、黙って見過してしまっていいものでは決してありません。
何かの意図をもった集団なり、国家の機関なりが、意図的にヘイトスピーチを演出、あるいは誘発することによって、国民の意識を操ったり、ある方向性へ向かうムードを作り出したり、そしてその結果社会に深刻な影響をもたらすことは実は簡単できるし、これまでも行われてきました。
ナチスの台頭前、ドイツの町に突然「ユダヤ人に死を」と叫ぶグループが現れました。それはナチスによる意図的な宣伝活動だったそうです。
「……世界恐慌で失業者があふれる街に、やがて「ユダヤ人に死を」と叫ぶ一群が現れる。 「我々の狙いはまず、通りの征服だった」 (ナチス宣伝相ゲッベルス)。
ファシズムの芽は貧困層の不満を養分に、全欧に影を落とす怪樹となる。(ナチスによる)国政選挙への挑戦から政権奪取まで、わずか5年の早業だった。……」
朝日新聞 2013年 5月26日(日) 2面 特別編集委員 富永格『日曜に思う 自省の先に強さと優しさ』より
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「ヘイトデモを見過ごすな ヘイトデモから始まったナチスドイツの台頭 」 http://ameblo.jp/amebloacchan/entry-11542437132.html
1994年にアフリカの小国ルワンダで起こった大虐殺。ルワンダでは、それまで隣人同士として共に暮らしていた2つの民族の間でジェノサイドが起こり、わずか100日の間に少なくとも80万人が殺されるという悲劇が起こりました。
一つの民族による、他の民族の大量殺人。この惨劇にもラジオから流れるヘイトスピーチが大きくかかわっていたといわれています。
ラジオのヘイトスピーチから始まったルワンダの虐殺の経緯(動画)
「ルワンダ虐殺の被害者映像と煽動者たち」
https://www.youtube.com/watch?v=QJV5fKwFqP8
こちら「千の丘ラジオ」 君のあなたの俺たちのラジオだ
マリファナ吸ってもりあがろうぜ ゴキブリどもを血祭りにあげよう
心配いらない ラジオが味方だ だから武器を取って家を出よう!
「ラジオは殺せと言っていた 畑を耕す道具を使え…
クワやなたを持って行けとね
ラジオからは人殺しがいいことのような放送が聞こえていた
まるで殺すのが当然みたいに」
このラジオの過激なセリフ、どこかで聞いたことがあるような…。
安倍政権になってから、ヘイトスピーチやヘイトデモが目に見えて増えてきました。
多くの人がご存知のように、これらのヘイトスピーチでは
「朝鮮人を殺せ!」
「在日を日本から叩き出せ!」
というようなことを平気で言っています。
わたしたちにとっては聞くに堪えないこれらの言葉は、空気感染のように、様々な理由から社会に不満を持っている人、誰かを敵視したい人、鬱屈を抱えてうっぷん晴らしを求めている人…などなど、多くの人の心の隙間に入り込んで、ある一定方向に向かう気分として、じわじわと広がっていくのではないでしょうか。
安倍政権の誕生とともに、ヘイトスピーチが台頭し始めたこと。これは時代の雰囲気の自然な流れでしょうか。単なる偶然の一致でしょうか。わたしには、どうもそうは思えないのです…。
だから、多くの若い人たちが(もちろん若い人たちだけではありませんが)ヘイトデモを絶対に許しておけないと立ち上がったこと、時には乱暴とも聞こえる罵声によってヘイトデモを封じ込め、彼らの自由にさせなかったこと、これはとても大切なことだったと思います。(だからといって、カウンターの側が何を言ってもいいということではありません)
ヘイトスピーチが醜悪で否定的で攻撃的な言葉で人々の中に排他的で差別的な意識や優越感を植え付けようとするものであるなら、仲パレはその真逆を行くものです。
仲良くしようぜ!と呼びかけることによって、多くの人の心に寛容で視野の広い考え方や物の見方、人間としての誇りを呼び覚ますもの。
「差別をなくそう!」
「仲良くしようぜ…」
単純で、気恥ずかしくなるような素朴な言葉だけど、深い深い意味があります。
明日、御堂筋で、みなさんも一緒に「仲良くしようぜ!」と叫びませんか?
音楽やダンスなど、盛りだくさん。にぎやかで楽しいデモになること請け合いです!!
(私事ですみませんが、わたしは法事でどうしてもいけません(大泣)。お時間のある方はぜひ!!代わりに行ってくださーい)
●7月20日(日) 12時~中之島公園 阪神高速高架下広場 13時~出発
OSAKA AGAINST RACISM
仲良くしようぜパレード 2014
「排外主義にNO!」を訴えるパレードを開催します。
陽気で心踊るパレードです。ぜひ友達を誘って参加してください。
一緒に楽しく歩きましょう! 熱中症予防も忘れずに!
◆当日のスケジュール
12時~ 中之島公園 阪神高速高架下広場に集合!
13時~ パレードスタート
14時半 パレードゴール予定 @難波元町中公園
http://nakapare2014.wordpress.com/
若者からのメッセージ
昔よく買い食いしたコンビニ
特に理由はないけれど、いつも飲み物を買う自動販売機
信号が長くてイライラする交差点
ずっと気になってるけどまだ入ったことのない古い定食屋
シルエットがナイスな路地の電線
すぐ吠える愛想のない犬
そんなものの集まりが、自分の町だと思う
何一つ同じものなんてないけれど、みんな少しずつ似ていて、ちょっとだけ違う
トーゼンだし、きっとどこもそうだし、誰だってそうだと思う
そんな町で生きるのに、ちょっとの違いで誰かが追い出される必要なんて、どこにもない
「みんな違ってみんないい」
使い古された言葉だけど、これはマジだ
みんな違うからこそ、たまたま同じだった時に嬉しくなる
難しいことなんて何もない
誰も追い出されることのない世界を作るという夢はとっくに始まっていて、
その夢の続きを今日も見るだけだ
私たちは一人じゃないし、これは初めてでもない
たくさんの人が歩いてきたルートを、背中を追ってほんの少し進めるだけ
祈りを捧げたっていいし、涙を流したっていい
けど、パレードは笑顔で歩くのが最高だ
どこかで始まった誰かの夢を、みんなでちょっとだけ前へと進めよう
隣にいる誰かと一緒に、決して終わらないパレードの続きを
仲良くしようぜ
素朴で、不器用で、ちょっと強引なこの言葉を今年も掲げよう
完全ではない私たちで、この町を変えていくんだという思いをもって
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