本日17日、大阪市役所前で行われた橋下市長の「慰安婦」問題発言に抗議する緊急集会に行ってきました。
橋下発言があったのは13日、集会の呼びかけが行われたのは15日。たった二日の短い期間での呼びかけだったにもかかわらず、400人を超える人が集まりました。
そして明日土曜日、こんな集会も行われます。今日チラシをもらいました。
●5月18日(土) 18:30~ ドーンセンター(京阪・地下鉄谷町線「天満橋」1番出口より東へ約350m http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html )
橋下暴言問題緊急の集会
今後どのような形で抗議をしていくか、一緒に考えたいと集まる場を設けました。ぜひ、ご参加ください。
※部屋は「大阪の男女共同参画施策をすすめる会」でとっています。
橋下市長の許しがたい発言にひとつだけ効用があるとすれば、この問題をきっかけにより多くの人が慰安婦問題に関心を抱くようになり、事実を知りたいと考えるようになったことだと思います。
わたしもその一人です。
ブログ『明日うらしま~在ベルリンジャーナリスト・梶村太一郎の反核覚え書き』
より引用:
さて、本論ですが、橋下市長は「当時は世界中の軍隊が慰安所を利用したのに、日本だけが悪者にされるのはけしからん」とご立腹のご様子です。
第二次世界大戦でドイツも占領地などで現地の売春宿などを軍専用の施設として管理し、利用したことは事実です。
だだしこれらは、橋下氏のどうやら豊富な風俗利用経験からする理解のように「兵士の慰安ため」などではありません。 兵士を性病から隔離し、軍の戦力維持をするのが主な目的です。また特殊ナチスの人種イデオロギーから、ドイツ軍兵士の「劣等民族との性交渉」を防ぐ目的も背景にありました。
それに、日本ではほとんど知られていませんが、ドイツ軍には下級兵士にいたるまで、毎年3週間から4週間の帰郷休暇が与えられていました。敗戦間際まで出来る限りこの制度は実行されていました。日中戦争開戦以来の日本軍兵士には夢のような制度です。だだしこれも、「アーリア優等民族」を維持するための「子づくり休暇」としての制度であったと論じられています。ナチス型「産めよ増やせよ」政策です。そのため、わたしの戦中生まれのドイツ人友人にも「Urlaubskind/休暇の子ども」がかなりいます。
ドイツ軍の管理売春の研究はまだ途上で、全体像は専門家もとらえていないようです。
ただし現時点でも、ひとつだけ確定できることは、日本軍のように植民地や占領地の若い女性を甘言や拉致で組織的に集め、20万とも推定される膨大な人数の女性たちを拡大する最前線まで性奴隷として強制連行し続けた軍隊は他にはないということです。これが、日本軍による犯罪行為の特殊性なのです。
世界中で20世紀の恥ずべき歴史とされるのはそのためです。橋下氏らが我慢できないとする「日本軍だけが悪者にされるの」ことには、このような根拠があるのです。この面では旧日本軍は特段に野蛮な軍隊でした。
(引用ここまで) 続きを読む…⇒ 162:橋下市長の「慰安婦必要」発言は強盗の居直り説教に等し/ナチスの強制売春施設研究の紹介
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