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Channel: 一日一回脱原発 &デモ情報in大阪
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福島原発はすでに手遅れ。今後2~30年間放射能を海に放出し続ける。それでも能天気な日本政府

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ご存じのとおり、福島原発では今とんでもないことが起こっています。でもこれは事故当初から、小出さんはじめ多くの専門家が警告してきたこと。

能天気な安倍首相は、3日前にゴルフ三昧の10日間の休暇を終え、満面の笑みで公務に戻ったようですが、このあり得ない危機感のなさは一体なんなんだろうと思う。

ゴルフ三昧も終わり きょうから政権運営を再開  (08/21 05:50)
安倍総理大臣は、ゴルフ三昧(ざんまい)だった10日間の夏休みを終え、21日の閣議から本格的に政権運営を再開します。安倍総理大臣:「10日間、気分転換もできましたし、すっかり体のコンディションも整ったので、あしたからまた国政に全力投球したいと思います」

http://ceron.jp/url/news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000010978.html


今の安倍氏は、悲願の憲法改正と、その実現のために支持率を維持することで
頭の中がいっぱい。原発の危機のことなど考えたくない、見たくもない、したがって考えない状態なのでしょう。この国家的危機を危機と感じ取れないところが、無能なぼんぼん政治家の、ぼんぼんたるゆえんなのでしょう。

事故当初、現場から撤退すると言い出した東電に乗り込んで怒鳴りつけたとされる菅直人は当時いろいろと批判されましたが、今にして思えば、菅元首相のあの行動がなければ、事故はもっとひどいことになっていたかもしれない。菅氏は散々叩かれたのに、他人任せにして何にもしていない安倍首相が非難されないとはいったいどういう国かと思う。

御用マスコミ筆頭のNHKでさえ、事態はもはや東電に任せておけるレベルではなく(というか最初からそうだったけど)、国家が全面的に関与しないとだめだと言っている。安倍首相の周りには、そんなことを進言する人間もいないのかと不思議です。

原発から膨大な放射能が海に漏れ続けているにもかかわらず、いまだ産地が明示されていない海産物を食べ続ける多くの日本人。

この事態を前に、相変わらず原発再稼働、原発海外輸出を推し進めようとする日本政府。

このあり得なさって、戦時中、アメリカを相手に竹やりで戦う訓練を大真面目にやっていた日本人のばかばかしさとほとんど変わらないと思う…。


現在絶好調の安倍首相。いい気になって飛ばしていますが、福島原発の対応で足をすくわれるんじゃないかとひそかに思ってます。



■村田光平 元スイス大使のインタビュー

 ↓  ↓
2013/08/14 JAM THE WORLD [CuttingEdge] 堤未果 - 村田光平

http://www.youtube.com/watch?v=O6usjGmgn0I

福島の現状を見て世界が騒ぎ出した。海水の問題は地球的規模の問題。事故処理は全面的に国策化する必要がある。それを世界は求めてくると思う。


日本が200海里の排他的経済水域の権利を主張するためには、この海域の適切な管理が必要とされる。それができないとなると日本は200海里の排他的経済水域を失う可能性がある。

汚染水が漏れている今の状態で、廃炉の実質的計画を立てることはできない。


チェルノブイリでは、3万人の軍隊、30万人の作業員を動員して、7か月で石棺を作りあげた。日本はいまだに放射能が出っぱなしで、その正確な放出量も発表しない。一年以上毎時1千万ベクレルと言い続けているが、それはあり得ない。もっと出ているはず。 


海洋汚染の影響は、6年後には全世界に広まっているという試算がすでにでているが、それ(試算の元になったデータ)を上回る放射能の流出を、最近東電が認めた。


(タンカーの活用をはじめ)汚染水流出防止のどんな対策やアイデアが関連企業からでても、資産不足を理由に東電に却下されてきた。


わたしが非常に危機感を持っているのは、日本における危機感の欠如である。


安心・安全を保障できないのであれば、五輪招致は辞退すべきだと多くの人が言い始めた。

原発は核兵器に劣らず危険なものである、と世界が認識し始めた。アメリカ自身もその認識を深め、今年3月に原発の新規建設を却下した。新たに3件の廃炉を決めた。今後は経済的に、原発の新規建設は無理だろうといわれている。


オバマ大統領は核廃絶の問題について真剣に考え始めていると思う。




■アーニー・ガンダーセンのインタビュー
 ↓  ↓

「史上最悪の高濃度汚染水、今後30年以上太平洋へ」

「日本政府、節約のために対策を2年以上放置」米専門家が指摘

/ヴォイス・オブ・ロシア(8月7日)

フランスねこのNews Watchingより
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/30287-28b7.html


2011年の原発事故により機能不全となった福島原発から高濃度の放射性汚染水が流出し続けている問題で、日本の経済産業省は8月7日、汚染水が当初の想定以上に早い速度で流出していることを認めた。こうした状況を受けて、ヴォイス・オブ・ロシア紙は同日、米国の民間原子力専門組織「ファイヤー・ウィンズ・アソシエーツ」の創立者で代表を務めるアーニー・ガンダーセン研究員に現在起きている危機的状況とその解決策についてインタビューを行った。


ヴォイス・オブ・ロシア紙/エフゲニー・スホイ記者
「放射性汚染水の漏出を制御することは可能なのでしょうか。」


ガンダーセン代表
既に手遅れです。汚染水は過去2年間にわたり漏れ続けて来ました。そしてついに放射性汚染水は海に到達したのです。海から遠い場所は更に深刻な汚染に見舞われています。日本関係者は遮蔽壁を設けることを提案していますが、2年遅すぎます。そして壁ができる頃には汚染水が原発内に滞留し原子炉を不安定にする、という別の問題を引き起こすことになります。」


ヴォイス・オブ・ロシア紙
「そうならないように何とかならないでしょうか。」


ガンダーセン代表
「2年前、私はゼオライト製の堀で福島原発を囲うことを日本関係者に提案しました。ゼオライトというのはただの火山灰です。火山灰は放射性物質を非常によく吸収するのです。しかし日本関係者はその必要経費を出す気がありませんでした。彼らは私に「東京電力はそのための資金が無い」と言ったのです。でもそのために私たちは今、太平洋が汚染される、という非常に深刻な問題に直面しているのです。」


ヴォイス・オブ・ロシア紙
「海が汚染されないように何かできないでしょうか。」


ガンダーセン代表
率直に言って、無理だと思います。少なくとも20年か30年の間放射性物質を海に放出し続けることになるでしょう。東電関係者らは原子炉の周りに溢れる汚染水を外へくみ出さなければなりません。しかしこの汚染水は、私がこれまで見た中で最も高濃度の放射性汚染水です。稼働中の原子炉の上を直接流れる汚染水に比べても更に1000倍汚染されています。


日本政府は国民に対して福島原発の汚染除去にかかる本当の額を伝えていません。私の試算では、福島原発の事故現場を整理するのに一千億ドル(約10兆円)、福島県全体ではこれに加えて更に四千億ドル(約40兆円)必要です。


もし日本の人々が原発が引き起こす被害の実情を知ったなら、再稼働を考え直すことでしょう。
福島原発のような事故は他でも起きうるのです。日本は地球上で最も地震の多い地域です。そんな場所に原発を作るなんて、馬鹿げています。」


(抜粋、一部編集)


●元の記事「福島原発から太平洋への放射性汚染水の流出阻止は不可能」/ヴォイス・オブ・ロシア(8月7日)
http://fairewinds.org/media/in-the-news/there-is-no-way-to-stop-fukushima-radioactive-water-leaking-into-the-pacific
(引用ここまで)




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